たとえばこんな日常

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士郎正宗,神山健治,田中敦子,阪脩,大塚明夫,山寺宏一,仲野裕,下村一
 
 “個人”が
複合体としての“個”になるほどには情報化されていない時代.......

義体化が進む事によってインターネットに人々が直接アクセスできるほど、電脳化が進んだ近未来。
サイボーグ・アンドロイド・電脳戦が日常になりつつも、人間が人間以上にもならない世界。
そんな社会の中で、テロ・汚職・暗殺などの特化した犯罪を事前に察知し、
被害を最小限に抑える特殊警察組織・公安9課──攻殻機動隊を描いたストーリー。



 これもまた、見たい見たいと思っていたアニメ。
今なお伝説となっている映画の方は当時、アニメらしからぬポスターに引かれ、
原作を知らずに見、たいへん驚いた覚えがあります。

映画は、映像・ストーリーともどもただならぬモノを感じましたが、
物語の難解さと作品の中に漂う違和感を感じ、
消化不良を解消するために原作を読んで、その違和感が何なのか解りました。
義体・電脳のスペシャリスト、主人公である草薙素子の女性という“性”が、
男か女かの区別であるだけで、あがらえないサガではなく、またその要素も必要ない感を受けること。
そして小難しい情報が大量に混在している作品と理解し、
映画は本当に最善を尽くしたものだったのだと感心した覚えが。
(第二作のイノセンスは微妙だと思いますが....)


さて、本作はその難解なる作品のテレビ版となり、「見てみたい!」と言うよりは、
「あの原作と映画とはまた別にどう料理するのだろう?」という好奇心が勝って借りたといったような。 
「期待」よりも「怖いもの見たさ」で見始めましたが。


   これは見事。


というのも、原作は私も好きなのですが、欄外まで張り巡らされる情報と、どこか、
「わかる人しかわからなくていい」と突っ放すような意地悪さを感じてやみませんでした。
ですが、TVシリーズの監督が原作と映画のかなりなファンでありながら、
“王道のものを、普通のものを普通に作ることを目指す”方向で、作品を作った結果、
面白いがアクのありすぎるこの『攻殻機動隊』を、普通の人にも解りやすく面白く、
それでいて新鮮に仕上げることが出来ています。

さらに解りやすくなったことにより、ヒューマンドラマ色も濃くなり、
草薙素子もより性別を感じやすくなりました。

ただやはりこの作品の面白さの核心である情報量は、話を解りやすくしても少なくなるわけではなく、
台詞の多さに改めてびっくりします。

全26話なのでDVDで見るとなると一仕事ですが、機会があれば見ていて損はない一作品です。


 等しく人々に情報が降り注ぐというのは、一見するととても進歩的ではあるが、
情報を得たからといって決して優秀になるわけでもなく、得たという事だけで満足し、
人としての“個”が危うくなる危険性も孕んでいる。
人は個であるからこそ恐ろしく複合体になりやすい。

降り注ぐ情報の中でこそ、自分という絶対的確証のある“個”から無限に生まれ出る、
あくなき探究心と感性が試される.......


  ...............ネットは広大だわ。
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